前回、Thunderbirdプラグインの概要を書いたので、今回は開発したプラグインについて書きます。
SPAMチェック for OCNとは
以下の機能を持ったThunderbirdのアドオン(プラグイン)を開発しました。
- メールのヘッダを見て、「迷惑メール」マークを付与するプラグインです。
- メールのヘッダ(X-CON-SPAM-CHECK)に100%となっている場合だけ「迷惑メール」マークがつきます。
- よってメールプロバイダが、OCN以外は意味がありません。
- ただし、Authentication-Results: spf=passとdkim=passになっていたら、「迷惑メール」マークを設定しません。
- 送信ドメイン認証(SPF)で成功しているということは偽装していないからです。
- メールを選択したらヘッダチェックを行い、上記条件に合致すれば「迷惑メール」マークを自動的に付与します。
- オプションで以下の機能があります。
- 新規「受信」したメールのチェックを行います。(デフォルトOFF)
- フォルダ選択時に、フォルダ全体にメールチェックを行う(デフォルトOFF)
OCN専用ではありますが、私は、OCNとは何の関係もありません。OCNに尋ねても回答は返ってきませんのでそのつもりで。
ソース
ソースは
に置いてあります。
Thunderbird アドオンの詳細ページ
Thunderbird アドオンの詳細ページは以下です。
https://addons.thunderbird.net/ja/thunderbird/addon/spam-check-for-ocn/
苦労した点
苦労したのはWebExtensions版を開発する最初です。概念がよく分かってませんでした。でもやろうとして1日程度で把握できたので、比較的簡単だと思います。
後はAPIとかが使い方が分からないので、console.logを大量に挟んで、
どうなってるか確認しながら実装してます。いわゆるprintfデバッグ
というやつです。。
それ以外は、意外とスムーズに開発できました。
終わりに
とりあえず公開まで(強引に)たどり着きました。
単なる趣味で、頭を使わないプログラミングの方が進むのはなんだかな。。