スクリプトのお勉強 技術

Djangoアプリサンプル – 画像ファイルアップロード + 顔モザイク(統合編)

投稿日:

顔モザイク Djangoアプリ

前々回
前回
を統合して、Djangoアプリを作成してみようと思います。

前提インストール

前回、ubuntu 18を前提に記述しましたが、CentOS7(CentOS Linux release 7.6.1810 (Core))
で設定した内容を記述しておきます。

OpenCVのインストール

あらかじめpython3.6をインストールしておきます。

$ sudo yum install python36 python36-devel --enablerepo=epel
$ python3.6 --version
Python 3.6.8
### 前提ライブラリインストール
$ sudo yum install -y git gcc bzip2 bzip2-devel openssl openssl-devel readline readline-devel sqlite-devel
$ sudo yum install -y cmake libjpeg-devel libtiff-devel libpng-devel jasper-devel
$ sudo yum install -y mesa-libGL-devel libXt-devel libgphoto2-devel nasm libtheora-devel
$ sudo yum install -y autoconf automake gcc-c++ libtool yasm openal-devel blas blas-devel atlas atlas-devel lapack lapack-devel
$ sudo yum install -y tbb-devel
$ sudo yum install -y libXrender*
$ sudo yum install -y cmake3 --enablerepo=epel
### OpenCVのインストール
$ wget -O opencv.zip https://github.com/opencv/opencv/archive/4.1.0.zip
$ wget -O opencv_contrib.zip https://github.com/opencv/opencv_contrib/archive/4.1.0.zip
$ unzip opencv.zip
$ unzip opencv_contrib.zip
$ mv opencv-4.1.0/ opencv
$ mv opencv_contrib-4.1.0/ opencv_contrib
$ cd opencv
$ mkdir build
$ cd build
$ cmake3 -D CMAKE_BUILD_TYPE=RELEASE \
    -D CMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local \
    -D INSTALL_PYTHON_EXAMPLES=ON \
    -D INSTALL_C_EXAMPLES=OFF \
    -D PYTHON_DEFAULT_EXECUTABLE=/usr/bin/python3 \
    -D WITH_TBB=ON \
    -D OPENCV_ENABLE_NONFREE=ON \
    -D BUILD_EXAMPLES=ON ..
$ make
$ sudo make install

ちなみに結構なCPUパワーとメモリが必要です。2GB程度では、MySQLがOOM killerで殺されます。

動作確認

python3から使用できるかどうか確認します。

$ /usr/local/bin/pipenv run python3
>>> import cv2
>>> print(cv2.__version__)
4.1.0

アップロードしたファイルをモザイクする処理

ここにソースを置いておきますので、その前提で書いておきます。

モザイク部分

アップロードするapp/views/views.pyは前回と変わっていません。
変更したのはforms.pyの以下内容です。

import os
import shutil
import tempfile
from uuid import uuid4

from django import forms
from django.core.files.storage import default_storage

from libs.mosaic import MosaicFaceImage


class UploadForm(forms.Form):
    file = forms.ImageField(label='画像ファイル')

    def save(self):
        upload_file = self.cleaned_data['file']
        file_name = self.mosaic(upload_file.name, upload_file)

        return default_storage.url(file_name)

    def save_uploaded_file(self, file_name, content):
        with open(file_name, 'wb') as destination:
            for chunk in content.chunks():
                destination.write(chunk)

    def mosaic(self, file_name, src):
        """ tmpdir に出力してからモザイクをかける """

        with tempfile.TemporaryDirectory() as tmpdname:
            src_image_file = os.path.join(tmpdname, file_name)
            # 拡張子取得
            ext = file_name.split('.')[-1]
            dst_image_file = os.path.join(tmpdname, "mosaic_{}.{}".format(uuid4().hex, ext))
            # ローカルに一度保存
            self.save_uploaded_file(src_image_file, src)
            # モザイクがけ
            MosaicFaceImage().mosaic(src_image_file, dst_image_file)
            # ファイル保存
            with open(dst_image_file, 'rb') as f:
                file_name = default_storage.save(os.path.basename(dst_image_file), f)
            return file_name

ImageFieldの扱いさえ分かれば、ほぼ見たままの処理です。
以下のような部分でアップロードしたファイル内容を取得しています。

upload_file = self.cleaned_data['file']

あとは以下を行ってモザイク画面を表示しています。

  • (1)アップロードしたファイル内容を保存
  • (2)モザイクがけ
  • (3)ファイル保存(モザイク画像を表示するため、default_storageに保存)

起動方法

$ pipenv run python3 manage.py runserver 0.0.0.0:18889

スクリーンショット

以下がアップロードしたときの画面です。

Django アプリサンプル(顔モザイク)

おわりに

OpenCVで軽く出来ると思ったら、意外と苦労しました。
とりあえずは出来てよかったです。

参考

https://qiita.com/usk81/items/98e54e2463e9d8a11415

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