スクリプトのお勉強 失敗談 技術

小ネタ: Ansible , with_itemsをloopに変える方法

投稿日:

とっても小さい小ネタです。

Ansible 2.4(今現在) -> Ansible 2.9に変えたい

Ansibleを使用していますが、だいたい2.4ぐらいを使っています。

流石にバージョンアップしないと、ということで、2.9を目標に見直していました。

あまり変えるところはなくて、ほぼほぼ動いたのですが、一応with_itemsをloopに変えておこうかと。

ひとつだけハマったのが、そもそもからして配列の場合でした。

with_items=>loop変更(動かない)

変更対象は以下です。groups['A']とは、インベントリファイルでグループを指定した際の書き方です。

with_items:
   - "{{ groups['A'] }}"
   - "{{ groups['B'] }}"
   - "{{ groups['C'] }}" 

例えば以下のようなインベントリファイルの場合、groups[‘A’]と書くと[hostA1, hostA2]を指します。

[A]
hostA1
hostA2
[B]
hostB1
hostB2
[C]
hostC1
hostC2

これを以下のように変更すると思い込みました。何度も言いますが、以下は間違ってます。

loop:
  - "{{ groups['A']|flatten(levels=1) }}"
  - "{{ groups['B']|flatten(levels=1) }}"
  - "{{ groups['C']|flatten(levels=1) }}"

with_items=>loop変更(正しい方法)

これは単に以下のように書けばいいだけでした。

loop: “{{ groups[‘A’] + groups[‘B’] + groups[‘C’] }}”

つまりloopは”flattenを足せばいいだろう”と思い込みが間違っていて、loop:は自分で一次元配列を定義する 必要があると理解すればよかったのでした。

groups自体、一次元配列を意味する変数なので、他の配列と足せばいいだけです。

なんとなくwith_itemsのままでいいような気がしていたが

loopに変更するまでは、with_itemsの方がいいような気がしていました。

でも、loopに変更してみると、いままで、一次元配列かどうか無関係にwith_itemsに設定していたのが分かりました。

たしかにflattenが必要だったり、不要だったりとバラバラなので、これはこれでいいのかもしないと思いました。

おわりに

はまりかけたので、小ネタに書いておきます。

-スクリプトのお勉強, 失敗談, 技術
-

執筆者:

関連記事

整形/文法チェック ツール インストールまとめ

1.はじめに 最近、仕事で複数スクリプトを組み合わせてコーディングすることが多くなりました。 それだと、各スクリプトの癖を忘れたり、そもそもどう書くのか忘れたりと、不良を作りこむ可能性が多くなります。 …

小ネタ: Python のdataclass でNone or “”を使わないJSONデータを定義する

PythonをREST APIのクライアントとして作成する際、dataclassesを使用しようと思いました。型が見た瞬間分かるし、しっかりしているからです。 でも、そのREST API は&#822 …

PyWebIOでform 入力+ REST API呼び出しを作ってみる

仕事柄、簡単なWebアプリを作りたいと思うことはよくあり、その場合はその場で直せるスクリプトで書きたいとよく思うものです。 すごーく簡単なフォームを非常に簡単に使いたいので、まずは簡単に作れるフレーム …

WSL2のubuntu 22.04 LTSを24.04 LTSにアップデート

WSL2 24.04LTS アップデート

SNMPTrap を Kafka に転送するツール:snmptrap-kafka-forwarder の紹介

はじめに こんにちは!今回は、ネットワーク監視の世界で古くから使われている SNMPTrap を、モダンなデータ基盤である Apache Kafka に連携するための便利なツール「snmptrap-k …

    google オプトアウト Click here to opt-out.