カジノ市民説明会に行ってみた
「IR(統合型リゾート)市民説明会」というのを2019/12/09(月) 19:00に行うとのこと。 一応行ってみた。
場所は神奈川公会堂(横浜市 神奈川区)
場所の説明は、前回の記事と一緒なので割愛。
結論から言うと「何も決まってないけどやる」
何一つ細かいことは決まってないけど、やることは決まってるらしい。
なので反対って言っても暖簾に腕押し。
カジノへの反対を「知らないから」というのはどうですかね。。皆が知らないから反対するので、市民説明会をずっとやるつもりらしい。
中身のない説明会をしても意味ないのでは
式次第は以下の感じ。
- (1) 市長の説明 45分
- (2) 質問を緑の「紙」に書く 15分
- (3) 市民からの質問に答える 45分 -> 時間延長してた
市長の説明は意味がなかった。ただ、知らない人からすると、多少意味があるのかもしないが、インターネットで検索した資料がそのまま出てきただけだった。
市民からの質問に、市長自ら答えるのが始まり、というところだろう。
さすがに、ほぼカジノ反対の質問が多い。7割程度だろうか。
賛成の人もちょっといたが、IRの賛成になってないのが微妙。
面白いことに、質問している人は、ちゃんとIRのことを理解してる。
しっかりやるので理解してください
しか言ってなかった印象。まぁ当然ではあるが。何も決まってないんで。
びっくりしたことは。。。
渡辺真理が司会してた(苦笑)。何も知らずに行ったのでちょっと驚き。
総括すると「溜息しか出ない」
結局横浜市の言うことは以下のようです。どう見ても相矛盾していて、全体的に聞いても、なぜカジノを導入するかという理由が支離滅裂です。筋が通ってない。さらに信頼できなくなりました、私は。聞けば聞くほど疑問点しかない。
- 横浜市に金がない
- 金がないという割に、カジノがなかったら何を切り捨てるかという質問に「何も切り捨てない」と答えたということは、完全に矛盾している。じゃあカジノを導入する理由は?
- だからIR、というかぶっちゃけカジノを持ってきて税収を得たい。
- その割にハコものに関しては興味がないようにしか見えない。
- 何を作りたいとかも「これから」
- 計画も「カジノ業者任せ」金の根拠もすべて。
- 犯罪対策をしっかりやります
- その割に、国に言われた対策だけ。
- 横浜市独自の計画は一応あるが「やって当然」のレベルで、これでは及第点さえ行かない。
- カジノの金の使い道は教育、医療、育児。
- だとすればなぜカジノ?
- カジノはそれを損なう方針なのだが、なぜ推進するのか?
- 頑張りますしか言わない。。
- 質問で出たが、他の市でカジノ依存症が出たら、横浜市から補助金を出すつもりなのだろうか?
- 住民投票しないのかと聞いたら「皆に知らせることで十分」
- みんなが知らないから反対する、理解されれば賛成されると強弁して終わり。
- その割に細かいことはこれからって。。
- 何も決まってないなら、先に諮る必要があると思うがね。。
- 市民の声は聞かないのかという問いに「賛成の人もいる」
- だからなに?って言いたくなる回答。
- 声が届いてるかじゃなくて、カジノ政策に反映するかどうか聞いてるのだがな。。意図的に無視していると思われてもしょうがない。
このままだと何となくではあるが、福島原発事故の二の舞になりそう。
賛成派だけで、何も理解せずに反対派を無視して実施して、いざ事故が発生したら、しりぬぐいを民間企業がせず、市民がやるという意味で原発そっくりだ。